X-Mate

X-Mate製品画像

1991年の発売以来、柔軟な構造と使いやすさを追求し、
広くお客様に受け入れられています。

X-Mateは、UNIX、LinuxのXウィンドウ環境下で開発/実行するGUIアプリケーションの開発環境を提供します。Dynamic Data Visualization Tools(DDVT)に分類され、リアルタイム描画/更新機能を実現するアプリケーションに適応します。

お客様のシビアな要求を一つ一つ実現した結果、通信、プラント制御、生産管理、監視制御といったミッションクリティカルな分野で大きな実績を築くことができました。更に、1998年10月には、いちはやくLinuxに対応しています。

製品構成

X-Mateは対話型GUIエディタとX-Mateライブラリで構成されています。

GUI画面エディタ

ビルダーは、WYSISWYGによる直感的で解りやすい環境です。CRT上にウィンドウを作成する、ウィンドウ上にオブジェクトをレイアウトする、オブジェクトのインターフェースを定義するといった一連のGUI画面作成作業を、アイコン操作でスムーズに行えます。

X-Mateライブラリ(API)

MotifのWidget、Xt、Xmに相当するライブラリです。GUIオブジェクトである「描画部品」(Widget 相当)と「描画制御関数」(Xt、Xm相当)で構成されています。描画部品は、ボタン、テキスト、メニューといったベーシックな機能からスプレッドシー ト、グラフ、各種図形、イメージデータまでをカバー。描画制御関数は、ウィンドウオープン、オブジェクトの描画制御、メッセージ送受信等、 GUIアプリケーションに必要、かつ、有効な機能を、他のツールキットの1/8から1/5という関数で実現するとともに、24時間連続使用に耐えうる信頼性を誇ります。

主な機能

GUI対応のMMI開発過程である4フェーズ

GUI対応のMMI開発過程である4フェーズ(レイアウト、インタフェース定義、テスト、コード生成)を総合的にサポート。

【フェーズ1】提供する描画部品を画面上で、実際に描きながら設計/開発を行います。
【フェーズ2】各オブジェクトに詳細なインタフェース(表示属性、API)を定義します。
【フェーズ3】GUI画面のイメージテストします。更に、画面をPostScriptへ展開しドキュメント化も対応します。
【フェーズ4】作成したGUI画面はC言語ソース(X-Mateライブラリのリソース)へ展開されます。GUIアプリケーションのメイン部、コールバック部(イベントで起動される処理部)も生成します。

柔軟な描画オブジェクト

描画部品は、ボタン、メニュー、テキストといった一般的なイベントオブジェクトから、スプレッドシートといった高度なオブジェクトまで、さまざまなユーザーニーズにお応えします。また、各種図形描画オブジェクトは、さまざまな静的/動的なGUIアプリケーションに対応できます。

印刷機能をサブツールで提供

GUI画面を印刷するツール(製品名PRkid)をオプションで提供。アプリケーションから、オブジェクト単位で任意の印刷制御が可能です。GUI画面=印刷フォームですから、GUIアプリケーション開発と同時に印刷の問題を解決いたします。

OS、機種を越えたアプリケーションポータビリティ

全てのOS間でソースコードの互換性を保証。プラットフォームごとの差異は、X-Mateが吸収していますので、1つのソースコードで複数のプラットフォームに対応できます。

ウィンドウアプリケーションに不慣れなプログラマに最適な開発環境

画面エディタは、WYSISWYG環境で、イメージ通りのGUIが作成できます。アプリケーションの基本スタブ、makefileを自動生成し、この段階でコールバック以外全て生成されるため、開発後、直ちにデモが実行できます。

オプティマイズされたツールキットを提供

アプリケーションに必要な関数は、Xlib、Xt、Xmと比較しても、1/8から1/5とオプティマイズされており、初心者でもスムーズに使用できます。ユーザー・トレーニングは、Motiff、Xlibを使用した場合と比較して1/5から1/15に短縮できます。アプリケーションの構成がほぼ統一できますから、メンテナンスに掛かる負荷が大幅に軽減できます。

導入後すぐに開発可能

インストールマニュアルに従い簡単にインストールができ、インストール後は、直ちに開発をスタートできます。操作性は直感的で誰にでも容易に理解できます。

簡単操作のエディタ

マウスと簡単なキー操作だけで、イメージ通りの画面が作成できます。コピー、カット&ペースト、undo、方眼表示、位置揃え等エディットを効果的に行なう機能が充実しています。

画面印刷機能

画面のイメージをPostScriptプリンタへ出力できます。マニュアル、仕様書等にご利用いただけます。

テスト機能

各種イベント部品の実際の動き・色などその場でイメージチェックができます。

C言語ソースファイルに展開

作成したGUI画面は、X-Mateライブラリに引き渡すインタフェース情報として、C言語ソースファイル(データ定義)で展開します。更に、メインプログラムソースも生成できるので、その場で実行/確認を行うことができます。

ウィンドウの一元管理

ウィンドウのライズアップ、アイコン、ウィンドウ従属管理、さらには、プロセス間でのウィンドウ従属管理を一元的に行っています。アプリケーションでの繁雑なウィンドウ管理は一切不用です。

豊富なイベント・ハンドリング

ウィンドウに発生するさまざまなイベント(メッセージ発信、ウィンドウイベント、キー入力イベント、マウスイベント等)を判別し、登録された処理プログラムを自動起動します。また、XlibあるいはXlib以外から直接イベントを取り込み、ハンドリングすることができます。

グラフツール

円、棒、立体、円柱、折れ線、レーダーチャート等、グラフ機能をサポートしています。

OSF/Motif、OPENLOOKインタフェース

X-Mateオリジナルスタイルの他Motif、OPENLOOKスタイルも選択でき、お手持ちのアプリケーションでX-Mateの豊富な機能をご利用いただけます。(対応可能OSのみ)

サポート

対応機種とOS

対応機種対応するOS
SUN (SPARC)Solaris 2.4~9/10
HP HP-9000シリーズ(PA-RISC)HP-UX 10/11i
HP Integrity (itanium)HP-UX 11i v2/v3
EWS4800EWS/UXR 12.3
IBM RS6000シリーズ,Intelli Station POWERAIX 5.3/7.1
組み込みVxWorks
PC-AT互換機LynxOS 2.2/2.3/3.1/4.0
Solaris x86 2.2以降/10
Turbo Linux 4.0/4.2
Redhat Linux 6.1/6.2/7.1/7.2/8.0/9.0
Redhat Enterprise Linux 3/4/5/6
LASER5 Linux 6.2/6.4
MIRACLE LINUX V2.1
Ubuntu 9.04
SUSE Linux Enterprise Server 11

※上記以外の機種・OSにつきましては別途お問合せ下さい。

Linux版 商用(企業)向け X-Mate【エンタープライズ】開発セット

  • X-Mate
  • X-Mate保守(6ヶ月)
  • PRkid(PostScript版)

Linux版 非商用(教育機関)向け X-Mate[アカデミック](開発セット)

  • X-Mate
  • PRkid(PostScript版)

・製品に関する保守はございません。
・X-Mate[エンタープライズ](開発版)への切り替えはできません。
・開発物は非商用の利用のみ配布可能です。