フジの匠たち

小林 泰司

使う人の目線で、
使いやすいソフトウェアを提供する

エンジニア・アシスタントマネジャー

小林 泰司

Kobayashi Taiji

1982年入社/ソフトウェアビジネスセンター所属

使いやすいプログラムこそ、最高の品質

プログラムは、使う人あってこその技術です。私たちエンジニアが考える使い方と、お客様が考える使い方は、必ずしも一致するものではなく、異なることが多々あります。

そのため、私たちエンジニアは、お客様がどうやって操作をされるのか、どのような処理を望まれるのかといったことを把握し、操作や処理がしやすいと感じるプログラムを作ることが重要になります。

要するに、作り手の立場から考えたり、押し付けたりするのではなく、使い手の立場からソフトウェアは作られるべきであり、使いやすさこそ、お客様が一番満足されるポイントです。私は常にそのことを意識しながら、ソフトウェア開発に取り組んでいます。

小林 泰司

プレッシャーと達成感は隣り合わせ

小林 泰司

私は昔、核融合実験装置のシステムの一部を担当したことがありますが、現場に行って装置を動かすところまで、すべて担当していたため、その装置が動いた時は、エンジニアの仕事に大きな誇りとやりがいを感じました。

例えば、工場関係や電力関係の仕事などは現地調整なども多く、自分が作ったソフトウェアが組み込まれた大きな機械が動く瞬間を目にすることもあります。今までは動くことがなかった機械が動くようになったり、今までうまく動かなかった機械が正確に動いたりするのを目の当たりにすると、仕事の達成感は大きいです。

ソフトウェアは、作った段階では100%うまく動くかどうか分かりませんので、プレッシャーも大きいですが、実際にうまく稼働した時に感じる充実感は何事にも変え難く、これがエンジニアのやりがいだと、いつも感じています。

経験が生み出すエンジニアの感覚

私は、長くエンジニアとして仕事をしてきたため、さまざまなシステムを組み上げてきた経験が一番の強みです。例えば不具合が起きた場合でも、不具合の現象やデータ処理の方法などを見た時に、問題のある部分はだいたい予想がつきます。これは、今までにたくさんのプログラムを作ったり、見てきた経験値があるからこそです。

また、お客様は、私たちエンジニアからすると予想もつかないような、意外な使い方や手順を取ることもあり、そのために不具合が発生することもあります。そういう経験が積み重なると、不具合が起きそうな場所を事前に予想し、それを回避することができるようになってきます。フジ・データ・システムには、ベテランのエンジニアが多くいますから、一人ひとりのエンジニアが持っている経験値が、質の高いプログラムにつながっているように思います。

小林 泰司

ソフトウェアはもちろんハードウェアも開発できる対応力

小林 泰司

フジ・データ・システムは、制御設計を最も得意としています。制御設計は機械を実際に動かす際に、機能がどのように働くかをコントロールする部分であるため、より豊富な知識が必要な設計分野といえます。制御設計の経験を活かし、ハードウェアも含めて、ボードの製作からソフトウェア開発まで、一つの会社ですべて製作できることが、当社の強みだと思います。

基本的に、ソフトウェア会社といえば、業務系のソフトウェア開発やWEBアプリなどの開発を行う会社は多いですが、制御系プログラムに特化して、ハードウェアも含めて設計できる会社は、それほど多くはありません。その対応力の広さこそ、フジ・データ・システムがお客様に必要とされている理由の一つだと思います。